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田上 雅彦; 石田 英明; 鶴田 忠彦
日本応用地質学会平成21年度研究発表会講演論文集, p.175 - 176, 2009/10
結晶質岩中の割れ目は、地下水流動特性に大きな影響を及ぼしている。高レベル放射性廃棄物の地層処分施設などの地下構造物を設計するうえで、物質移動や安全施工の観点からこれら割れ目の構造や分布・透水性を理解することは必要不可欠である。本稿は平成20年度に瑞浪超深地層研究所の立坑深度300mにおいて掘削した、水平延長約100mの研究アクセス坑道沿いの割れ目特性について報告する。坑道の先行水平ボーリングでは、毎分1000リットルを超える湧水割れ目の存在が確認されており、それらの割れ目に対して断続的なグラウト工を施して坑道を掘削した。切羽の壁面観察において、割れ目の方位測定・挟在鉱物やグラウト充填の有無・湧水状況などを観察した結果、北東系及び北西系の高角度割れ目が湧水割れ目として働いていることがわかった。既に確認された低角度割れ目集中帯との特徴の違いもふまえ、形成過程と水みちとしての機能について考察する。
中田 英二*; 杉田 裕
no journal, ,
幌延深地層研究センターの地下施設において実施している電力中央研究所との共同研究の一つである坑道の掘削に伴い発生する緩み領域を対象とした調査研究について報告する。140m東側調査坑道において調査坑道に平行となるボーリング孔,坑道壁面から鉛直に岩盤に掘削したボーリング孔,東立坑に向かうボーリング孔の合計11本のボーリング孔についてコア調査,ガス分布調査を実施した。コア観察の結果からは、NE-SW系の割れ目が卓越するもののその連続性は乏しく、透水性に影響を与えるような開口割れ目は認められなかった。掘削により形成された割れ目は、横坑周辺では10cm程度であった。